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StoryAIでM1の決勝を予測してみた。アキナ編


ということで、ストーリーを解析するAI「StoryAI」ですが、ご要望が多かった新機能を近々提供する予定です。

 その新機能を提供するに当たって、どうせだったら、M1グランプリが近いしM1グランプリのファイナリストを解析してみよう!ということになり、夜なべして、現在公開されてる二回戦の動画からデータを書き起こしさせていただき、決勝進出者がグラフでどう表現されるのかチェックしてみました。


M1グランプリの公式サイトはこちら


 あくまで、準決勝などで披露されたものでは無いのでご注意ください。二回戦から決勝まで2ヶ月ほど時間があるので、きっと大きな修正はしていると思いますから、あくまで二回戦時点で将来予測できるのか? というエンタメとしてごらんいただき、StoryAIって何をするものなの? という事を肌で感じてもらえればと思います。

 また、順位予想については、当日の敗者復活戦を待って、番組が始まる直前ぐらいに出してみたいと思いますので、12月20日までお待ちください。

 今回のトップバッターは! 五十音順でアキナさんから行きます!


アキナとは?

 アキナとは、秋山さんと山名さんのお二人のコンビで、結成は2012年10月15日です。詳細は以下のWikipediaからご覧ください。


アキナ (お笑いコンビ)


お笑い評価結果

 残念ながら書き起こしは大人の事情で掲載できませんので、結果だけ表示させていただきます! ジャーン!(欧米か)

 これだけみても、さーっぱりという感じだと思いますので、解説をしていきたいとお思います。ただ、見た感じとしてはとてもリズムが一定で、バランスの取れたお笑いだったんじゃないかと思います。いつものプロが書いた脚本でもそうですが、情報の密度が本当に濃いので、その上でどこを改善すれば良いのか、わかりやすいのが特徴です。

 見方のポイントとしては、X軸がセリフの数、Y軸が感情値というオリジナルの値です。

グラフ自体は多層構造をしており、今回は1層目のみ使って全体を俯瞰して見せています。青はリズムを表しており、上がることで場が活性した、下がることで不活性だったという風に表現します。

 赤いグラフは、青だけではよくわからないので、全体の話の流れがどの方向に向かっていったのかを表しています。

今回はまだ最終実装前なので、複数の主感情の処理の表示はあえて外していますが、実際は複数の感情からEAV(Emotional Arc Value)を求めて、そこからこのグラフをさらに演算して求めています。

 絶対値ではなく、相対的な値で数字自体に意味は無いのですが、前後でポイントが8−12以上の極端にアップダウンを繰り返す通称”谷”や断崖絶壁になる”崖”は防ぐ方がいいというのが我々の調査結果からわかっています。

 ただ、それも、製作者が意図的に仕組んだものであれば全くの別で、意図せずに谷や崖が発生しているのであれば、それはお茶の間や会場には感情の断絶が発生して、意図が伝わりづらい状況を生み出していると想定されます。

 これらの計算では機械学習という技術を使って求めています。次の次ではいよいよ深層学習による実装をおこないます。また、これらはよく巷で使われるSentiment等でPositive、Negativeを求めているわけではなく、心理学的な見知から独自に設計しています。


解説

 まず、このネタは好きなものの説明から始まり、嫌いなものを徹底的に偏見で片付けていく理不尽なネタです。で、山名さん(坊主の人)が好きなもの、嫌いなものをゆっくり言っているシーンは不活性で下がります。ちょうど1分ぐらいで蛇嫌いと言っていますが、ここはゆっくり言っています。

 その後、偏見やろ? と秋山さんが強めに言いますので大きさ自体はあっているのですが、個別に評価していることもあって、異常に突出しているので、これはエラーです。もう少し改善か学習量を強化する必要があるなと思いました。

その少し前、40秒ぐらいからのワンピースにブチギれるところでは、きっぱり上がっているのですが、その前のうんうんよりも上がっていないので、こういうところも改善ポイントですね。

 さて、その後果物の好き嫌いになるのですが、きちんと、掛け合いから上がって下がってを繰り返し、切れるところでまた上がるを短いブロックに区切って行っているため、リズムがよく、次の質問に切り替える際に後腐れが無いため、スッと入っているなと思います。

さて、ちょうど80行目あたりの赤いグラフが一番下まで下がっていますが、ここはクイズ番組が嫌いでブチギれるシーンです。ここから、徐々にまたテンションが上がっていくためどんどんとグラフは向上していき、最後ISSA以外わからんでまた上がって下がるという流れです。

 気になるのが、落差12以上のV字の谷がいくつかある点です。サザエさん、クイズの部分が断絶しているので、改善ポイントだと思われます。

概ね、会場の反応もこれに近く、かなり正確にネタ通りの展開だったのではと思います。


正直レベルは相当高い

 このデータを作るにあたり、相当数のお笑いを見てきたのですが、まず、ファイナリストに共通するのは滑舌がいいということです。滑舌が良いということは、聞き慣れた言葉を使って、会場が???とならないような工夫をしているということになります。

 赤いグラフを見ていると、最初につかみをとって、そこから三回同じ展開を繰り返し、少しパターンを変えて、一気に展開し、最後にオチに持っていくという流れです。強いて言えば、最後のDA PUMPさんの下りと稲川淳二さんの下りは逆にした方がいいのかもしれません。オチにするにはパワーが弱いと思います。上がりきっていないのも気になります。しかし、こういうブロック単位で入れ替えられる構成を持っている漫才ということでもあり、昨年のミルクボーイ並にパターンが作れる可能性はあります。


しかし、人を傷つける漫才は……

 ただ、一つだけ欠点があります。それはこの漫才はいろんなところに喧嘩を売っている漫才だという点です。

 ラクダは知らない、蛇が嫌いは良いですが蛇を飼っている女性が嫌い、クイズ番組は嫌い、稲川淳二は歯が汚い、ISSA以外は知らんと、これではCMが取れません。M1で優勝してもお茶の間が許さない。松本に相談しようか、と松本さんの方を向いても、知らん!と言われかねません。(それはB'zでした)

 なので、もう少し言い方と、ウエットに富んだネタを仕込んだ方がいいと思います。基本的にマイナーが好き、メジャーがそうでも無いという流れにすることがポイントでは無いかと思います。嫌いなのではなくて、マイナーを応援するがポイントです。

 例えば、

山名:Gは嫌い……、でも黄金虫は好き。 秋山:まぁ、Gはみんな嫌いやからな。でもなんで黄金虫はOKなん?  山名:知らん! お金持ってきくれるから以外にあるか! 秋山:んなわけあるか! 

で、逆ギレみたいな流れで、製薬会社のCMが取れますよね?嬉しいことでキレた方がいいと思います。

 なんか、まるでウエストランドさんのネタに出てくる、一番めんどくさいファンみたいになってしまいましたが(笑)、それだけのポテンシャルがあるので、ぜひ頑張って欲しいです。

 最後に、途中噛んでいるところがあったので、本番までに改善頑張ってください!(めっちゃ上から目線やな……)

さて、次回(明日を予定)は……五十音順で、ウエストランドさんです!


ウエストランドさんもとても特徴があるので、ほんと楽しみですね!現在、StoryAIくんがガリガリ演算中ですので、乞うご期待です!

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