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成功への道のりは、今日の一歩から

更新日:2021年5月27日

◆一時の成功でそちら側の人間と誤認する

 よく、上場した経営者とか、若手でお金集めた経営者に、○○知ってる?と、知らないと答える人が一定の割合でいる。どうもアウトソーシングしているから、知る必要がないというのが彼らの根拠だそうだ。


 出てきたものが良く出来ているからいい、ではなく経営者はゼネラリストであるべきだというのが私の持論なので、ちゃんとそれを咀嚼できるだけの知識を身につけるべきだと思う。


 そういうものは困難な時期を過ごさねばいけない時、その優秀なブレインがいなくなった時、自らが考えていたことが必ず血肉になって役に立つからだ。アウトソーシングは一時的に外部の力を借りて、学ぶ時期だと捉えたほうがいい。


 外注して本業に集中するということではない。創業社長の本業は会社の業績を上げることだけではないからだ。雇われ社長の本業は会社の業績を上げることだ。つまり、会社の業績を上げるということはとても大きなファクトではあるものの、仕事という観点では一部分でしか無いのである。


◆経験でしか語れないこともある

 困難を乗り越えた人だけは、知識と経験が沢山ある。例えばOKRを導入するのはなぜか?MBOではなぜだめなのか?入社時面談でSPIを入れたほうがいいのはなぜか?これを自らの言葉でちゃんと説明できる人がどれだけいるのだろうか?


 正直営業会社なら、KPIベースの数値ドリブンのほうがやる気が出るという人も多いだろう。そもそもそういう人を雇っているのだから。つまり、自社で採用した人間がどういう人だったのかを把握できていないから、評価もできないのである。


 ちょっとやっただけでだめでした、ちょっとやっただけでよかったですというのは小さすぎるということである。とりあえず、改善しながら継続することを前提とした思考が必要である。


 そう考えると、創業初期から必要以上にお金がある、というのも考えもので経営経験が多い人(それはベンチャーだけでなく通常の企業という意味で)ならばまだしも、経営経験もマネジメント経験も少ない人間がお金を持ってしまうとそれはそれでしんどい。ミニマムな経営が多分できない。


 僕はそういう事も含めて、ちゃんと考えているの?と聞いているつもりなんだけど、どうも彼らはざっくりした視点でしか見ていないらしい。小さいことだと思っているらしい。


 そして、彼らはすぐに判断する。わかったふりをしてその人の言葉を遮ってしまう。とても良くないなと思いつつ、僕はあえて黙る。それは彼らが痛い思いをしなければ身につかないからである。そういうところは謙虚ではないなと思いつつ、こっちは黙るしか無い。


 分かってもらおうと思うことこそが、謙虚ではないのだから、私は受け止めるしか無いのだ。成長を見守る親というのはそういう視点を持たないといけないと、最近特に思う。(子供いないけど)