ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」6

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」6

ピクサー無料講座「ストーリーテリングの技法」日本語訳その6

カーン・アカデミーで公開中のピクサーの無料講座「ストーリーテリングの技法」の日本語訳を公開いたします。

今回は、レッスン1の6つ目の動画「ストーリーテラーへのアドヴァイス」の翻訳です。

これまでの翻訳はこちらです。

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」1

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」2

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」3

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」4

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」5

※本記事のキャプチャーはすべて、カーン・アカデミーで公開中のピクサーの無料講座「ストーリーテリングの技法」レッスン1の6つ目の動画「ストーリーテラーへのアドヴァイス」からのものです。

動画6:ストーリーテラーへのアドヴァイス


このレッスンのゴールは、あなたに、自分がストーリーテラーだと思ってもらうことでした。お気づきのように、ストーリーを物語ることは困難です。そこで、ピクサーのアーティストから、ちょっとしたアドヴァイスと励ましをもらいましょう。

【新しいストーリーテラーに向けて、なにかアドヴァイスはありますか?】

(サンジェイ・パテル)

高校時代の美術の先生が、ミケランジェロのドローイングを見せながらわたしに言いました。「これらの印はすべてミケランジェロが残したもので、こちらは間違っているもの、こちらは正しい印を探しているときのものです。彼はそれから、手を描くための正しい線を見つけたけれど、これらの印は探求の一部であり、彼はそれを消そうとしませんでした。それでよいのです、それは制作プロセスの一部なのです」と。

 そのときの先生は、「消しゴムとは縁を切りなさい。むしろ、何かを消すためではなく、描くために消しゴムを使いなさい。そうすれば、うまくいっていないときでも、すくなくとも始めたときよりは進歩していることを確かめられます」と語っているようでした。 

(ドミー・シー)

あなたのアイデアが、完璧な状態で出てこなくてもよいのです。あなたを感情的に惹きつけている何かがそこにあるかを突き止めることが重要です。そして、なにかがそこにあるならば、それに取り組み、変え続けることができます。でも、忘れないでほしいのは、そのアイデアへとあなたを導いた最初の感情です。 

(クリステン・レスター)

アイデアとはたいてい、思いついた時点では、むしろ〔抽象的な〕観念のようなものです。それは、「もしも……だったら」のなかにあるようなものです。そして、しっかりとした実行可能なアイデアにたどり着く方法とは、それに取り組みつづけることであり、毎回作り変え、毎回努力して、アイデアへと近づいていくことです。

(マーク・アンドリュース)

それは、とても大変な作業で、ちゃんとストーリーを作り上げるまでには、試行錯誤が必要です。なぜなら、あなたを感化し、アイデアを持つに至らせたようなものは、かならずしも他のひとに語りかけるとは限りません。

それを聞き手の頭の中から取り出し、ストーリーが彼らに何を語りかけたのか分析し、また彼らの感情に繋がって、キャラクターに起こっていることに注意を向けさせるようにする一番の方法です。 

(サンジェイ・パテル)

良い知らせがあります。もしも、あなたがそれが大好きなら、ストーリーを語ることが、コミュニケーションをとることが好きなら、絵を描くのが好きなら、あなたは止まろうとはしないでしょうし、それが大事な部分です。

たとえ、進歩していないように思えても、ドローイングの山や、自分の言葉が書かれた紙の束を見れば、それは素晴らしいものです、なぜなら、あなたは進歩しているからです。だから、練習し続けてください。近道はありませんが、それでも、楽しむことができるなら大丈夫です。 

(再びヴァレリー・ラポイントの語り)

きっと今のあなたは、探求したいいくつかの「もしも…」と、それに関わる世界とキャラクターをお持ちでしょう。

次のレッスンでは、キャラクターの作り方と、ピクサーがどのようにアプローチしているのかを深掘りしていきます。


 

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これを機に、あなたの「やりたい」を「できた!」に変えましょう!

※本記事は、カーン・アカデミーが掲載している米Pixar社の動画教育コンテンツに許可を得て翻訳し掲載しておりますが、Pixar社が本動画に正式な日本語訳を付与した場合にはそちらが正しいため、本コンテンツの掲載を取りやめる可能性があることをご理解ください。

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