ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」2

ピクサー・イン・ア・ボックス「ストーリーテリングの技法」2

ピクサー無料講座「ストーリーテリングの技法」日本語訳その2

カーン・アカデミーで公開中のピクサーの無料講座「ストーリーテリングの技法」の日本語訳を公開いたします。

今回は、レッスン1の2つ目の動画「あなたのユニークな見方」の翻訳です。

※本記事のキャプチャーはすべて、カーン・アカデミーで公開中のピクサーの無料講座「ストーリーテリングの技法」レッスン1の2つ目の動画「あなたのユニークな見方」からのものです。

1-2.「あなたのユニークな見方」

わたしは、ピクサーのストーリー・アーティストを務めるヴァレリー・ラポイントです。ストーリーテリングの最初のレッスンの講師です。このレッスンでは、ピクサーの私たちは、どのようにストーリーを語るのかを紹介します。

6つのレッスンを通じて、あなたは、自分自身のストーリーを作るチャンスを得るでしょう。そして、おおまかなアイデアから、ピクサーで使われているような本格的なストーリーボードを作るところまでいけるでしょう。

どのレッスンでも、ピクサーのストーリー・アーティストたちが、ストーリー開発プロセスについての知見をシェアしてくれます。

(ピクサーのクリエイターたちの自己紹介)

わたしはドミー・シーです。ストーリー・アーティストです。

わたしはサンジェイ・パテル、アニメーター兼ストーリーボード・アーティストです。

クリステン・レスターです。ストーリーボード・アーティストです。

ピクサーのディレクター、マーク・アンドリュースです。

(再びヴァレリー・ラポイントの語り)

このビデオのゴールとは、あなたはすでにストーリーテラーだということを、思い出してもらうことです。わたしたちは自然と物語を語っていて、それをこどものころから始めているのです。

このレッスンを始めるにあたって、ピクサーのストーリーテラーたちに、ストーリーを語り始めたきっかけを聞いてみましょう。

【質問1:あなたはどのようにして、ストーリーを語り始めましたか?】

(マーク・アンドリュースの回答)

遊び場で物語を作ったり、裏庭で遊びながら(空想の)世界を作り上げたりしていました。それ以来、私は自分のマンガを描き始め、仮病で学校を休んで描いたりしていました。

(クリステン・レスターの回答)

漫画本で見つけた「ベティ・アンド・ベロニカ」の絵をなぞり描きして、服を描き足したりしていました。それを「ベティ・アンド・ベロニカ・ファッションズ」と呼んでいました。母の地下室のどこかに、こういった「ベティ・アンド・ベロニカ」の絵が今も無数にあるはずです。

(サンジェイ・パテルの回答)

中学や高校の美術で出されたポスターの課題は、いつもアメリカ史に関するテーマでした。ですから私にとって、このようにアメリカ史を視覚的に表現するという課題が、ストーリーを語るきっかけとなりました。つまり、「一つの絵だけでストーリーを語る」ということの入り口になったのです。

(ドミー・シーの回答)

小さい頃、描いた絵を人に見せて、その反応を見るのが大好きでした。私が描いたものや語ったストーリーで人々からリアクションを得るのが好きで、もっと反応を得たいと思ってさらにたくさんの絵を描きました。

【質問2:どこからアイデアを得ていますか?】

(サンジェイ・パテルの回答)

大人になるまで、私は自分自身をアイデアのない凡庸な人だと感じていました。アーティストというのは滝のようにたくさんの、無限のアイデアを生まなければいけないといつも思っていました。そして、私自身にはアイデアが全くないと思っていたのです。

(ドミー・シーの回答)

私は自分自身の人生からストーリーやアイデアの着想を得ています。私自身に起こった色々なことについて考えるのです。例えば、「最後に幸せだと感じたのはいつだっけ?」とか、「最後に本当に悲しいと感じたのはいつ?」「私が最後に泣いたのは、また本当に怒ったのはいつ?」というふうに。

(マーク・アンドリュースの回答)

私のストーリーのほとんどが、私個人の経験に基づいています。自分自身の経験には、ストーリーの語り手として、見つけるべき大切なものがあると思っています。それによって私たちは正直になれるのです。私は単にアイデアを集めてつなぎ合わせ、ストーリーを作っているのではありません。どんなストーリーも、すでにそこに用意されているわけではないのです。

(クリステン・レスターの回答)

私自身の経験や、人生においてひらめきを得たと思う瞬間について、時間をかけて一生懸命に考えるというのが一つの方法です。私はそうしてある種の洞察を得たり、何かを学んだりしました。それを世界と分かち合うことが大切だと思うのです。私は、それこそがとても面白いストーリーだと思います。なぜなら、それは自分と自分の経験からしか生まれないからです。

(再びヴァレリー・ラポイントの語り)

あなたと同じ洞察を得られる人はいません。なぜなら、あなたと同じ人生を生きてきた人はいないからです。誰かと同じ人生を生きる人はいません。ですから、誰かと同じようにストーリーを語る人はいないのです。

それが、私たちがみんな持っている強力な力、あなたのユニークな見方だと思ってください。このように世界を見ているのは、あなただけです。

では、あなたの思い出について考えてみてください。あなたの最も恥ずかしい思い出でもいいし、怖い思い出でもいいです。もしくはとても驚いた経験でも。何であれ、あなたがはっきりと覚えている経験にしてください。

この最初のエクササイズでは、この思い出をいろいろな方法で表現していきます。


 

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これを機に、あなたの「やりたい」を「できた!」に変えましょう!

※本記事は、カーン・アカデミーが掲載している米Pixar社の動画教育コンテンツに許可を得て翻訳し掲載しておりますが、Pixar社が本動画に正式な日本語訳を付与した場合にはそちらが正しいため、本コンテンツの掲載を取りやめる可能性があることをご理解ください。

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